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代替FET・2SK2145 でぺるけ式もどきヘッドホンアンプの製作(基板完成)

FET 2SK170-BLの代わりに使えそうな 2SK2145-BL で、ぺるけ式もどきHPA回路を 7.4V定格電圧の Li-ion電池用に定数を変更したHPAを設計しました

このモックアップしたユニバーサル基板でもそこそこの性能だったので専用基板を作ってみました。

【回路図】 再掲載

HPA_pe_2sk2145_1.jpg


【基板図】 定数部分の拡大図です

HPA_pe_2sk2145_14.jpg


【できてきた基板】 表面実装部品を搭載済み、頒布予定の状態です。

HPA_pe_2sk2145_11.jpg

お遊びで青いレジストにしてみました。元々、少しくすんだような青色でしたが、リフローの熱で更に深い青になったように思えます。

回路図ではダイヤモンド・バッファでNPN、PNPトランジスタを2個ずつ、計4個使いますが、基板ではDualトランジスタを使うので、かなりシンプルな構成に見えます。

【部品を実装した基板】

HPA_pe_2sk2145_12.jpg

入・出力:各2本、負帰還:2本の抵抗はチップ抵抗ではなく、1/4W金属皮膜抵抗を使います。
見えてるコンデンサは電源用では無く出力のDCカット用です。表面実装型ですが、普通の差し込み式も使えます。
電池から直接給電しますので電源コンデンサは割愛します。
入力・出力ジャック、2連ボリューム、2回路2動作スイッチ、電源パイロット用LEDを付ければ完成です。
尚、使用したLi-ion電池は850mAh品が欠品しているので、500mAh品を載せています。

【回路動作のチェック】

このHPAは調整するところが全くありません。
チェックするとすれば、出力抵抗10Ω両端の電圧差=アイドル電流を計測することです。
LI-ion電池の標準電圧7.4Vで10.6mA程度になるよう設計してあります。満充電の8.4Vでは14mA程度流れるでしょう。
(差分電圧は、*mAx10倍(mV)です)


【完成品の歪率、出力】

HPA_pe_2sk2145_13.jpg 

凡例の上から
・青 実線:ぺるけ式オリジナル回路の 2SK170-BL を使い、規定の12V電圧で試作した機器
・橙 破線:このオリジナル回路の 2SK170-BLを、2SK2145-BL に換装したもの(電源12V)
・赤 実線:本器= 2SK2145-BL を使い、電源を Li-ion電池(7.4V)にしたもの
・水 実線:私の計測器の歪率を計測したもの (これが計測機器のゼロレベルに相当します)

本器(赤)を他のデータに比較することで説明します。
1.出力電圧 0.13Vrmsまでは ぺるけ式オリジナルと同等の歪率です。
2.それ以上は出力アップと共に暫時増加しますが、1%歪率で 0.95Vrmsの出力がありシミュレーション通りです。
  この出力電圧をパワーに換算すると12mWあり、ヘッドホンアンプとして十分な出力です。
3.ぺるけ式の歪率カーブは、0.1~0.2Vrms近辺で 0.015% 程度まで下がるのですが、
  本器は0.03%が下限です。
  この原因は私の計測器の最低計測値が水色線のような特性になっていることに起因しているようです。

【出音】

いつも思うのですが、ぺるけ式は全体のバランスが良く心地よい音ですね。

決してどこかを誇張することは無く、繊細なところまでしっかりと鳴ってくれます。
これがスタジオマスター機器に採用されている所以なのでしょうね。

聴き込めば聴き込むほどに、音楽の楽しさ、嬉しさ、陶酔感が感じられるます。やはり逸品です。
素晴らしいです。








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電気オンチが始めた自作オーディオです
2010/3/17 電子工作をプラスしました。

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