TDA1543の Tr式IV回路の歪率

拙作PCM2706 USB DACのI2S信号を、簡単で音の良いDACで音再生ができないかと色々調べ、先に載せた「TDA1543 DAC + トランジスタ式IV変換回路」が素晴らしかったのであるが、歪率の大きさに泣かされていた。

昨日まではIV変換回路の前に36kHz LPFを付けたり、今日は(記事にはしないが)20kHz LPFを計測系に付けてみたりしたが、歪率は逆に悪化となった。

・・・WaveSpectraの密集する高調波をじっと眺めてながら「TDA1543+TrIV基板」に触ったところ、この高調波が大小するではないか!

何だこれは! と調べてみると、Vref用の半固定抵抗が回り接触不良とショートを重ねた異常状態になっていたことに気が付きました。

・・・で、これを直した結果の歪率がこのグラフです。LPFも外しました。

2012.7.15 回路図を追記

【PCM2706 DAC(I2S)+ TDA1543 + Tr式IV の歪率】
2706DAC_Test_20
アナログ出力は0.03%(THD+N)だったのであるが、0.08%(THD+N)と少し高い。
しかしながら8V電源を使っていることもあり、最大出力が0.9Vrmsもありながら歪率は0.15%程度に収まっています。
これは素晴らしいです。

何といってもダイナミックな音感、特に低音の力強さが秀逸です。

【周波数特性】
2706DAC_Test_21
特に低音が持ち上がっていることもありません。あくまでも低音の持ち上がりは、I2S出力とDACとIV回路の音質によるものなのでしょう。

回路図をUPしたいのですが、私が参照した方の回路図が消えております。

電源8V+TDA1543+トランジスタIV基板の回路図を掲載します。

これはこちらから許可を頂いたものです。
2706DAC_Test_22_sch

これは8V対応用の回路ですが、これをベースにUSB DACの元電源5V対応用にしてみたいと思います。
合計電流がUSB電源の許容500mA以下で、音感が変わらずにダイナミックであり歪率も同等であるのが要件です。





テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

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トランス

haigaさん、はじめまして
ちょっとしたことから、2706+1543を手に入れる事となり、AKI DACで具合のいいトランス受けに
しようと思い、1543の情報を漁っていたところ、ここを見つけました。 トランジスタIVのアイデア
参考にさせてもらいました。 で、こんなのを考えてます。 ご挨拶まで。

http://8314.teacup.com/fumio/bbs

No title

>めのさん
こんばんわ、haigaです。
URL拝見しました。
皆さんスキルが高そうですね。
参考にさせていただきます。

2706+1543+Trでの回路をFixさせようとしていますが、なかなか時間が取れません。
1543の出力にフィルターを入れると歪率が下がると言われてトライ中です。

No title

>フィルターを入れると歪率が下がる
どうなんでしょう。 ベース接地のトランジスタ受けなので、ここの端子は電圧変化が現れない
ので(電流伝送ですね)、フィルタは効かないと思いますが。 可能性として、C1815のベース
電流分が誤差になっている..とか、R6がやや大きい(フィリップス推奨はDi3個分ですので
2~2.5V位です)印象があります。 いずれにせよ、微少歪み領域なのでちょっとした事が
影響します。
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2010/3/17 電子工作をプラスしました。

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