k式(金田式)バッテリドライブ・ヘッドホンアンプ(古の銘器2SC959搭載)

ジャンク箱の整理をしていたら、何と! 古の銘器・金田さん愛用の2SC959 トランジスタが出てきました。

以前、当社のジャンクボックスで見つけた物だったが、ここで全て使ってしまったと勘違いしていたようだ。

とってももったいないので、k式を作ったパーツがまだ残っているので、再々製作を行うことにしました。
再々製作と言っても、この2SC959を使うのは初めてです。これまでの同品3作はいずれも2SA606を使った、「インバーテッド・ダーリントン出力段」仕様だった。この「ダーリントン出力段」仕様のほうが高性能らしい。

【フロント・ビュー】
HPA_k_959_1.jpg

左が電源スイッチですが、パイロットLEDにはぺるけHPAで使っている角丸型を採用。
ヘッドホン端子は、φ6とφ3.5を併設しました。同時2個のドライブも可能です。

電源は隣にある電池ケースの単三電池をプラス側マイナス側に各々4本づつ使います。よってアルカリ電池の場合の最大電圧は±6V程度、エネループ等の充電池では±4.8V程度になります。

【リア・ビュー】
HPA_k_959_2.jpg

標準のRCA入力端子の他にφ3.5ジャックも併設しました。

【内部配置】
HPA_k_959_3.jpg

HPA_k_959_4.jpg

間違いなく、C959という印字のトランジスタ2SC959を使っています。

ボリュームは収納サイズの面で、オリジナルのコスモス製からデテント製に変えています。

アイドル電流は青い長方形の半固定抵抗で調整します。金田さんの記事では固定抵抗220Ωになっていますが、この定数でアイドル電流をぴったり10mA~20mA(金田さん指定値)に調整するのは困難を極めるためです。
このアンプの特性として、電源投入直後に10mAになるように合わせても、FETが温まり更に音楽負荷がかかると細大20mA程度まで上がっていきます。

この状態で電池電流は約60mA流れます。アルカリ単三電池の公称容量は2000mAhなので、電池寿命は30時間強の計算になります。

【歪率と出力】
HPA_k_959_5.jpg

金田さんの歪率提示データが0.3%なのですが、私の計測では0.02%弱です。歪率1%を最大出力点とすると、2.2Vrms程度ですので、最大出力は65mWもあります。これはヘッドホンアンプとしては十二分なレベルです。

【周波数特性】
HPA_k_959_6.jpg
私の計測装置範囲5Hz~500kHzでほぼフラット(-3dB以内)です。申し分ありません。

【矩形波応答】
参考までに矩形波を入力して応答を見ています。

・1kHz
HPA_k_959_1k.jpg

・10kHz
HPA_k_959_10k.jpg

・20kHz
HPA_k_959_20k.jpg

【音色】
「金田サウンド」と言いましょうか、とても濃密感の強い音です。ジャズボーカルでの声が押し寄せてくる感じがあります。楽曲そのものは全体のパワー感が強いです。この感じは、兄弟アンプ(2SA606をインバーテッド・ダーリントン終段に使ったもの)よりも顕著のように思えます。


なるほど、アンプの回路や終段のトランジスタの違いで音色が大きく違うということを再認識しました。
ちなみに、拙作の2win差動ヘッドホンアンプ系の、分解能が高く楽器の定位が際立つ感じがする音色とはかなり違った音色です。
これは使用ユーザーによって好みが分かれるところです。




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