USB DAC PCM2706 バランス化計画 (というよりもドタバタ様相)

バランス化HPAの成功に気を良くして、USB DAC PCM2706のアナログアンプ部をバランス化できないかと考えた。
回路は今のオペアンプ初段のLPFとDCオフセット補正部に、ぺるけさんの「OPアンプ式平衡型ヘッドホンアンプ」回路を組み合わせるという、何とも安易な手法である。

【LTSpice回路のチェック】
DAC_2706_9.jpg

結果は省略しますが、DCオフセット補正、LPFによる周波数特性、歪率共に問題ありません(opampにLT1012を使うと何故か歪率が1%にもなる。実はこれに2日も悩んだ)

【試作:その1】
DAC_2706_5.jpg

これは楽勝だ、と言う乗りで手元にあった2706DACのopamp部回路を改造し(ボルテージフォロアだった部分を反転増幅なのでCOLDに)、反転の反転のHOT側opampを追加しました。

まずまずの音なので、歪率を計測しました。

ところがここで大きくつまずきました。

DAC_2706_6.jpg

ここに並んでいるのは、右側が拙作PCM2704 DAC 2個(以下2704)、左下が拙作PCM2706 DAC(同2706)、左上がバランス型に改造(何と試作2回目の改造です)した2706 DACです。
お話しすると4日間を費やす長いことになってしまうので止めますが、物をとっかえひっかえ、いや電源回路の非互換部分を修正したり、新規に組み立てたり、様々な試行錯誤して歪率を計測してました。
このような過程の中で、バランス化部分の基板も独立させ作り直しをしています。

でもこれらのことは全く歪率計測値には影響のないことだったようです。

DAC_2706_3.jpg

この3枚のグラフは、左が2706の計測値で、何と!0.2%を超えています。
中央が2704の結果で、0.05%弱(開発時は0.02%程度)

この原因ですが、判った結果として、発振側WAVE GENEで48000Hz周波数を出し、計測側WAVE SPECT を48000Hzで計測するとこの結果になります。(発振と計測は別PCです)

これに対して、前者を44100Hz発振、後者を48000Hz計測にすると、右のグラフのように0.02%を再現します
バランス化すると更に若干ですが良くなるようです(私の計測器の限界)

DAC_2706_7.jpg

バランス出力をバランスtoアンバランス変換アンプ(手前)で計測できるように変換してます。


・・・・・ でも、でもなんですが、こんなにまでして作ってみたバランス化DACなのですが、音の収まりと言うか安定感が足りない気がします。 ・・・・・

気が付きました。電源品質です。

DAC_2706_8.jpg

オペアンプ部分の電源をLi-ion電池に換装したら、バランス型HPAに近い音になりました。むむーーー 電源か。

どうしよう、聴かなければ良かった。




コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

haiga

Author:haiga
私のブログへようこそ!
電気オンチが始めた自作オーディオです
2010/3/17 電子工作をプラスしました。

自作オーディオの楽しみ共有のため、私が作ったパーツ提供をしてます。質問や要望を遠慮なくコメント欄に書き込んでください。

FC2カウンター
その日1回目にアクセスいただいた方の総カウントです
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード